1929年(昭和4年)5月4日にベルギーの首都ブリュッセルに生まれたオードリー・ヘプバーン。
その名言には「何より大事なのは、人生を楽しむこと。幸せを感じること、それだけです」などがあります。
ハリウッド黄金時代に活躍し、後半生の多くの時間をユニセフの仕事に捧げたオードリー・ヘプバーンの生涯と名言をご紹介します。
目次
オードリー・ヘプバーンの生涯
1929年(昭和4年)5月4日、オードリー・ヘプバーンは、ベルギーの首都ブリュッセルに生まれました。
オーストリア系イギリス人の父と、オランダ貴族出身の母のもとに生まれたオードリーはイギリスの国籍を持ちました。
両親は1930年代にイギリスファシスト連合に参加。父は過激なナチズムの信奉者となり、オードリーが6歳のときに家庭を捨てて出て行き、母と子どもたちは母の故郷のオランダ・アーネムへ移りました。
1937年(昭和12年)、8歳のときに母とイギリスのケントに移住。ヘプバーンは女学校に入学し、バレエも習い始めました。
第二次世界大戦の直前の1939年(昭和14年)、一家は再びオランダ・アーネムへ帰郷。オランダは世界大戦で中立を保ち、ドイツからの侵略を免れることができると思われていたためでした。ヘップバーンはアーネム音楽院に通ってバレエを学びました。
1940年(昭和15年)、ドイツがオランダに侵攻。ヘップバーンは1943年(昭和18年)ごろからオランダの反ドイツレジスタンスのために、秘密裏にバレエ公演を行って資金稼ぎに協力しました。
大戦中にヘプバーンは栄養失調に苦しみました。ヘプバーンを助けたのは、ユニセフの前身の機関から届いた食料と医薬品でした。この戦争体験が後年のユニセフへの献身につながったといわれます。
戦後、16歳のときに母とオランダ・アムステルダムへ移住。3年にわたってソニア・ガスケルにバレエを学びました。
1948年(昭和23年)、19歳のときに初めてオランダ映画に出演し、その後、イギリスで数本の映画に出演しました。
1952年(昭和26年)にはニューヨークのブロードウェイ・ミュージカル『ジジ』で主役を演じ、批評家からも絶賛されました。
1953年(昭和28年)、24歳のときに公開された『ローマの休日』でアカデミー主演女優賞を受賞。
その後も『麗しのサブリナ』(1954年)、『ティファニーで朝食を』(1961年)、『マイ・フェア・レディ』(1964年)などの人気作に出演しました。
後半生は多くの時間を国際連合児童基金(ユニセフ)での仕事に捧げ、1993年(平成5年)1月にオードリー・ヘプバーンは死去、63年の生涯を閉じました。
【関連・参考サイト】
オードリー・ヘプバーン(Wikipedia)
オードリー・ヘプバーンの名言(1)
成功は誕生日みたいなもの。
待ちに待った誕生日がきても、自分はなにも変わらないでしょ。- オードリー・ヘプバーン -
愛は行動なのよ。
言葉だけではだめなの。
言葉だけですんだことなど一度だってなかったわ。
私たちには生まれたときから愛する力が備わっている。
それでも筋肉と同じで、その力は鍛えなければ衰えていってしまうの…- オードリー・ヘプバーン -
チャンスなんて、そうたびたびめぐってくるものではないわ。
だから、いざめぐってきたら、とにかく自分のものにすることよ。- オードリー・ヘプバーン -
子どもより大切な存在なんて、あるかしら?- オードリー・ヘプバーン -
幸福のこんな定義を聞いたことがあります。
「幸福とは、健康と物忘れの早さである」ですって!わたしが思いつきたかったくらいだわ。
だって、それは真実だもの。- オードリー・ヘプバーン -
バレリーナの基本ルール - 不平を漏らさない、疲れを顔に出さない、舞台の前夜は遊びに出かけない。
ソ二アは、本気で努力すればかならず成功することを教えてくれたわ。
それに、すべては内面から湧き出なくてはならないということもね。- オードリー・ヘプバーン -
いわゆる天賦の才に恵まれていると思ったことはないわ。
仕事を心から愛して最善を尽くしただけよ。- オードリー・ヘプバーン -
何としても避けたかったのは、人生を振り返ったとき、映画しかないという事態です。- オードリー・ヘプバーン -
わたしにとって最高の勝利は、ありのままで生きられるようになったこと、自分と他人の欠点を受け入れられるようになったことです。- オードリー・ヘプバーン -
どんな日であれ、その日をとことん楽しむこと。
ありのままの一日。
ありのままの人々。
過去は、現在に感謝すべきだということをわたしに教えてくれたような気がします。
未来を心配してばかりいたら、現在を思うさま楽しむゆとりが奪われてしまうわ。- オードリー・ヘプバーン -
母から一つの人生観を与えられました。
他者を優先しないのは、恥ずべきことでした。
自制心を保てないのも、恥ずべきことでした。- オードリー・ヘプバーン -
どんな人でも、不安がきれいに消えるということはないと思うの。
成功すればするほど、自信は揺らぐものだと思うこともある。
考えてみれば、おそろしいことね。- オードリー・ヘプバーン -
わたしの最大の願望は、いわゆるキャリアウーマンにならずにキャリアを築くことです。- オードリー・ヘプバーン -
一個の道具のように自分を分析しなさい。
自分自身に対して100パーセント率直でなければなりません。
欠点を隠そうとせずに、正面から向かい合うのです。- オードリー・ヘプバーン -
人は、物以上に、回復して、新しくなり、生き返り、再生し、報われることが必要なの。
決して、誰も見捨ててはいけません。- オードリー・ヘプバーン -
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