瀬戸内寂聴の名言(5)
どんなに好きでも最後は別れるんです。
どちらかが先に死にます。
人に逢うということは必ず別れるということです。
別れるために逢うんです。
だから逢った人が大切なのです。- 瀬戸内寂聴 -
「念ずれば花開く」という言葉があります。
私は何かをするとき、必ずこれは成功するという、いいイメージを思い描くようにしています。- 瀬戸内寂聴 -
悩みから救われるにはどうしたらいいでしょうという質問をよく受けます。
救われる、救われないは、自分の心の問題です。
とらわれない心になれば救われます。- 瀬戸内寂聴 -
自分を愛してもらいたいから、相手を愛する、それが渇愛です。
自分を忘れて他人に尽くす仏さまの慈悲とは正反対ということです。
慈悲はお返しを求めません。- 瀬戸内寂聴 -
たくさん経験をしてたくさん苦しんだほうが、死ぬときに、ああよく生きたと思えるでしょう。
逃げていたんじゃあ、貧相な人生しか送れませんわね。- 瀬戸内寂聴 -
人生にはいろいろなことがあります。
しかし、悲しいことは忘れ、辛いことはじっと耐え忍んでいきましょう。
それがこの四苦八苦の世を生きる唯一の方法ではないかと思います。- 瀬戸内寂聴 -
私たちの生きているこの世で起きることにはすべて原因がある、これが「因」です。
起こった結果が「果」です。
因果応報というように、必ず結果は来るのです。- 瀬戸内寂聴 -
同床異夢(どうしょういむ)とは、同じ布団で寝ていても同じ夢は見られないことです。
愛の情熱は三年位しか続きません。
夫婦は苦楽を共にして愛情を持ち続けるのです。- 瀬戸内寂聴 -
本当に苦しんでいる子どもに、いろんな理屈を言っても駄目。
まずは、子どもを抱きしめてやることが大切なんです。- 瀬戸内寂聴 -
人は、不幸のときは一を十にも思い、幸福のときは当たり前のようにそれに馴れて、十を一のように思います。- 瀬戸内寂聴 -
愛に見返りはないんです。
初めからないと思ってかからないと駄目です。
本当の愛に打算はありません。
困ったときに損得を忘れ、助け合えるのが愛なのです。- 瀬戸内寂聴 -
人生はいいことも悪いことも連れ立ってやってきます。
不幸が続けば不安になり、気が弱くなるのです。
でも、そこで運命に負けず勇気を出して、不運や不幸に立ち向かってほしいのです。- 瀬戸内寂聴 -