初競りや七草がゆ、七五三、大納会など、代表的な年中行事や風習をご紹介します。
以下は関連するテーマ別の記念日です。
お祭り 記念日・行事(TOP)
目次
1月の行事・風習
月日 | 記念日 | 由来 |
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1月2日 | 新年一般参賀 | 新年一般参賀は、毎年1月2日、皇居において、天皇皇后両陛下が国民から祝賀をお受けになる皇室行事です。 新年一般参賀では、天皇皇后両陛下ほか皇族の方々が長和殿のベランダに立ち、天皇陛下がおことばを述べられます。 |
1月4日 | 御用始め・仕事始め | 日本の官公庁では「行政機関の休日に関する法律」によって、12月29日から1月3日までを休日としています。 そのため、官公庁では1月4日がその年の最初の業務日であり「御用始め」とも呼ばれます。 また、多くの民間企業でもこの日が「仕事始め」となります。 |
1月4日 | 証券取引所の大発会 | 大発会(だいはっかい)は、証券取引所の年始の最初の取引日に行われる催事のことです。 一般には、催事の行われる年始の最初の取引日を「大発会」と呼んでいます。 東京証券取引所の大発会では、晴れ着姿の女性(東証や証券会社の社員など)が参加するのが恒例です。 大発会は、新年のお祝いムードから「ご祝儀相場」として株価が上昇しやすいといわれます。 なお、年末の最終取引日のことは、大納会(だいのうかい)といいます(通常12月30日)。 |
1月5日 | 魚河岸初競り | この日、各地の魚市場で、その年の最初の競りが行われます。 魚河岸初競りでは、新年の初物としてご祝儀相場がつけられます。日本最大の魚河岸・豊洲市場(東京・江東区)では、青森県大間産のクロマグロが例年最高値で競り落とされます。 |
1月6日 | 東京消防出初式 | 出初式(でぞめしき)とは、消防団が新年最初の演習を披露する防火・防災行事です。 各地で行われますが、東京では1月6日に江東区の東京ビッグサイトなどで「東京消防出初式」が行われます。 東京消防出初式では、近代的な消防演習のほかに、町火消時代の伝統を継ぐはしご乗りなども披露されます。 |
1月7日 | 七草がゆ | 七草がゆは、7種類の野草・野菜(春の七草)が入ったお粥のことです。 その年の無病息災を願って人日の節句(1月7日)の朝に食べる風習があります。 |
1月7日 | 爪切りの日 | 新年になって初めて爪を切る日。 春の七草を浸した水に爪をつけ、柔かくして切ると、その年は風邪をひかないといわれます。 |
1月11日 | 鏡開き | 鏡開きは、正月に年神様や仏様に供えた鏡餅を下げて食べる行事です。 神仏に感謝し、無病息災などを祈って、お汁粉、お雑煮、かき餅などにして食べます。 なお、関西など松の内を1月15日までとする地域では、1月15日もしくは1月20日に行われます(京都では1月4日)。 |
1月15日 | 小正月 | 元日を大正月(おおしょうがつ)というのに対して、1月15日を小正月(こしょうがつ)といいます。 この日の朝に小豆粥を食べて無病息災を願う風習があります。 正月の門松・松飾りを立てておく期間を「松の内」といいますが、関西では小正月までを松の内とし、これで正月行事が終わります。なお関東の松の内は1月7日までです。 |
1月20日 | 二十日正月 | 正月の祝い納めをする日として、残った餅や正月料理を食べ尽くしたり、正月飾りを納めたりします。 地域によっては正月用の魚の頭や骨を汁物や煮物にして食べることから「骨正月」とも呼ばれます。 |
2月の行事・風習
月日 | 記念日 | 由来 |
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2月8日 | 針供養 | 針供養は、使えなくなった縫い針を供養する行事で、2月8日または12月8日に行われます。 この日は針仕事を休み、古くなるなどして使えなくなった縫い針を神社に納めたり、豆腐やこんにゃくなどの柔らかいものに刺したりして供養をし、手芸や芸事の上達を祈ります。 |
3月の行事・風習
月日 | 記念日 | 由来 |
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3月3日 | ひな祭り | ひな祭りは、3月3日の節句(五節句の一つで、上巳の節句や桃の節句と呼ばれます)に女の子の健やかな成長と幸せを願う伝統行事です。 女の子のいる家では、ひな人形や桃の花などを飾り、雛あられや菱餅などを供え、白酒やちらし寿司などを食べてお祝いします。 |
4月の行事・風習
月日 | 記念日 | 由来 |
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4月1日 | エイプリルフール | エイプリルフールは、4月1日には嘘をついても良いという風習のことです。日本語では「四月ばか」とも呼ばれます。 イギリスでは嘘をつける期限を正午までとする習慣があり、正午以降にいたずらをする人は文字通り「エイプリル・フール(4月のばか)」と見なされるそうです。 |
4月8日 | 花祭り(灌仏会) | 花祭り(灌仏会)はお釈迦の誕生を祝う仏教行事です。 花祭りは子どもたちの健康を祈る行事でもあり、寺院のほか、仏教系の学校や幼稚園などで催されます。 花御堂に安置された誕生仏に参拝者がひしゃくで甘茶をかける風習があります。 |
5月の行事・風習
月日 | 記念日 | 由来 |
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5月11日 | 長良川鵜飼開き | 鵜飼は、鵜匠が鵜をあやつり魚を捕える漁法で、およそ1300年の歴史があります。 岐阜県岐阜市の「長良川鵜飼」は毎年5月11日から10月15日まで行われ、この日が初日にあたります。 長良川鵜飼は、鵜飼休み(中秋の名月頃の1日間)と増水時を除いて毎夜行われます。 |
6月の行事・風習
月日 | 記念日 | 由来 |
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6月1日 | 衣替え | 中国の宮廷では旧暦の4月1日と10月1日に夏服と冬服の衣替えを行っていました。日本へは平安時代に衣替えの習慣が伝わり、宮中行事となりました。 明治になると、政府は役人・軍人・警察官の制服を定め、新暦における夏服(6月1日~)と冬服(10月1日~)の衣替えの時期も定めました。 これが一般にも定着し、学校や企業など制服を着るところの多くでは6月1日と10月1日に衣替えを行うようになりました。 |
7月の行事・風習
月日 | 記念日 | 由来 |
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7月13日 | お盆の迎え火 | 盆の入りや迎え盆などと呼ばれるお盆の初日の夕方に、玄関先や庭などで火をたいて祖先の霊を迎える行事です。 もともと旧暦7月13日に行われていましたが、現在は地域により「新暦7月13日」や1か月遅らせた「新暦8月13日」(月遅れ盆)、「旧暦7月13日」に行われています。 |
7月15日 | お盆・盂蘭盆会 | 夏季に祖先の霊をまつる行事。先祖の霊があの世から現世に戻ってきて、再びあの世に帰っていくという日本古来の信仰と仏教が結びついたものです。 もともと旧暦7月15日を中心とした時期に行われていましたが、現在は多くの地域で8月15日(月遅れ盆)を中心として、8月13日の「迎え盆」から16日の「送り盆」までの4日間をお盆としています。 |
7月15日 | 中元 | 中国の道教に由来する年中行事。この時期にお世話になった人に贈り物をする習慣を「お中元」といいます。 お中元は、関東では7月1日~7月15日、関西では7月15日~8月15日に贈るのが一般的です。 |
7月16日 | お盆の送り火 | 盆明けや送り盆などと呼ばれるお盆の最終日の夕方に、火をたいてお盆に帰ってきた祖先の霊を送り出す行事です。 もともと旧暦7月16日に行われていましたが、現在は地域により「新暦7月16日」や1か月遅らせた「新暦8月16日」(月遅れ盆)などに行われています。15日に送り火を行う地域もあります。 |
8月の行事・風習
月日 | 記念日 | 由来 |
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8月13日 | 月遅れ盆の迎え火 | 盆の入りや迎え盆などと呼ばれるお盆の初日の夕方に、玄関先や庭などで火をたいて祖先の霊を迎える行事です。 もともと旧暦7月13日に行われていましたが、現在は地域により「新暦7月13日」や1か月遅らせた「新暦8月13日」(月遅れ盆)、「旧暦7月13日」に行われています。 |
8月15日 | 月遅れ盆 | 夏季に祖先の霊をまつる行事。先祖の霊があの世から現世に戻ってきて、再びあの世に帰っていくという日本古来の信仰と仏教が結びついたものです。 もともと旧暦7月15日を中心とした時期に行われていましたが、現在は多くの地域で8月15日(月遅れ盆)を中心として、8月13日の「迎え盆」から16日の「送り盆」までの4日間をお盆としています。 |
8月16日 | 月遅れ盆の送り火 | 盆明けや送り盆などと呼ばれるお盆の最終日の夕方に、火をたいてお盆に帰ってきた祖先の霊を送り出す行事。 もともと旧暦7月16日に行われていましたが、現在は地域により「新暦7月16日」や1か月遅らせた「新暦8月16日」(月遅れ盆)などに行われています。15日に送り火を行う地域もあります。 |
8月16日 | 五山送り火 | 五山送り火は、毎年8月16日の午後8時から京都市左京区の如意ヶ嶽(大文字山)などで行われるお盆の送り火行事です。 五山送り火は、葵祭、祇園祭、時代祭とともに京都四大行事の一つとされます。 |
10月の行事・風習
月日 | 記念日 | 由来 |
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10月1日 | 衣替え | 中国の宮廷では旧暦の4月1日と10月1日に夏服と冬服の衣替えを行っていました。日本へは平安時代に衣替えの習慣が伝わり、宮中行事となりました。 明治になると、政府は役人・軍人・警察官の制服を定め、新暦における夏服(6月1日~)と冬服(10月1日~)の衣替えの時期も定めました。 これが一般にも定着し、学校や企業など制服を着るところの多くでは6月1日と10月1日に衣替えを行うようになりました。 |
10月17日 | 神嘗祭 | 10月17日に行われる伊勢神宮の大祭。宮中祭祀の一つです。 神嘗祭(かんなめさい)は、その年に収穫された新穀を天皇が天照大御神にささげて、御恵みに感謝するお祭りです。 |
11月の行事・風習
月日 | 記念日 | 由来 |
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11月15日 | 七五三 | 七五三は11月15日に行われる、子どもの成長を祝う行事です。 男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳の年に晴れ着を着て、千歳飴を持って神社などに参詣します。 七五三の起源は、1681年11月15日(旧暦)に病弱であった徳川徳松(第5代将軍徳川綱吉の長男)の健康を祈ったこととされています。 |
12月の行事・風習
月日 | 記念日 | 由来 |
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12月8日 | 針供養 | 針供養は、使えなくなった縫い針を供養する行事で、2月8日または12月8日に行われます。 この日は針仕事を休み、古くなるなどして使えなくなった縫い針を神社に納めたり、豆腐やこんにゃくなどの柔らかいものに刺したりして供養をし、手芸や芸事の上達を祈ります。 |
12月10日 | ノーベル賞授賞式 | ノーベル賞の授賞式は、スウェーデンの化学者アルフレッド・ノーベルの命日(1896年12月10日)に行われます。 アルフレッド・ノーベルがダイナマイトの発明によって得た財産を、人類に貢献した人々に与えるとして設立されたノーベル賞には「物理学」「化学」「生理学・医学」「文学」「平和」「経済学」の6分野があります。 「平和賞」を除く5部門の受賞式は、スウェーデンの首都ストックホルムのコンサートホールにて行われ、スウェーデン国王から授与状とメダルが贈られます。 「平和賞」の授賞式は、ノルウェーの首都オスロの市庁舎で行われます。 |
12月12日 | 漢字の日 | 毎年「いい字」を少なくとも「一字」は覚えてほしいと、(公財)日本漢字能力検定協会が制定。 日付は「いい(1)じ(2)いち(1)じ(2)」(いい字一字)と読む語呂合わせから。 同協会では、その年の世相を象徴する漢字一字(今年の漢字)を全国から募集し、いちばん多かった漢字を京都・清水寺で発表しています。 |
12月13日 | 正月事始め | 正月事始めは、煤払い、松迎えなど、正月を迎える準備を始めることです。 旧暦12月13日は婚礼以外は万事に大吉とされる「鬼宿日」にあたることから、正月の年神様を迎える準備を始めるのにふさわしい日とされました。現在は新暦12月13日に行われています。 |
12月24日 | クリスマス・イヴ | クリスマス・イヴ(Christmas Eve)は、キリストの降誕を記念するクリスマスの「夜」という意味であり、常用時における12月24日の夜を指します。 日本ではクリスマス・イヴが「クリスマス(12月25日)の前夜」と認識されることが多いのですが、キリスト教で用いられる教会暦では、一日が日没から始まり日没に終わるため、クリスマス・イヴは前夜ではなく、クリスマス当日の夜ということになります。 教会においては、クリスマス・イヴに多くの教派で晩の礼拝が行われます。 |
12月25日 | クリスマス | クリスマスは、イエス・キリストの降誕を記念する日であり、毎年12月25日に祝われます。降誕祭ともいいます。 なお、聖書にはキリストの誕生日についての記述はなく、クリスマスの12月25日がキリストの誕生日というわけではありません。 各教派がそれぞれに日付を定めてキリストの生誕を祝っていましたが、古代ローマ時代のローマ暦において冬至の日とされ、冬至祭が行われていた12月25日が、「降誕を祝う日」として次第に定着したと考えられています。 クリスマス(Christmas)は「キリスト(Christ)のミサ(Mass)」という意味です。 |
12月28日 | 御用納め・仕事納め | 日本の官公庁では「行政機関の休日に関する法律」によって、12月29日から1月3日までを休日としています。 そのため、官公庁では12月28日がその年の最後の業務日であり「御用納め」とも呼ばれます。 また、多くの民間企業でもこの日が「仕事納め」となります。 |
12月30日 | 証券取引所の大納会 | 大納会(だいのうかい)は、証券取引所の年末の最終取引日に行われる催事のことです。 一般には、催事の行われる年末の最終取引日を「大納会」と呼んでいます。 東京証券取引所の大納会では、その年話題となった著名人をゲストに迎え、立会終了の鐘を鳴らすのが恒例となっています。 なお、年始の最初の取引日のことは、大発会(だいはっかい)といいます(通常1月4日)。 |
12月31日 | 大晦日 | 大晦日(おおみそか)は一年の最後の日。大晦(おおつごもり)ともいいます。 旧暦では月末のことを「晦日(みそか)」といい、一年で最後の晦日が大晦日です。 日本では年神様(正月に各家にやってくる来訪神)を迎えるための風習や行事が平安時代から行われていましたが、仏教の浸透とともに、室町時代には「除夜の鐘」をつく行事も生まれました。 大晦日に食べる「年越し蕎麦」の風習は江戸時代に定着しました。 |